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株式会社不二製作所(江戸川区)

業種 : 機械(生産用機械)
作成日: 平成26年3月31日
更新日: 平成27年3月17日
株式会社不二製作所は、江戸川区松江に立地し、サンドブラスト(物体の表面に砂などの研磨材を吹き付ける加工技術)装置の設計・製造・販売等を行っている会社です。創業以来60年を超える歴史を持つサンドブラストの老舗メーカーとして、ブラストの可能性にチャレンジし、高品質なシステム装置を生み出し続ける同社の間瀬恵二社長(写真)にお話を伺いました。

サンドブラストのパイオニアとして60年を超える実績

当社は1950年に東京都江戸川区で創業しました。1957年に日本初となるキャビネット型ブラスト装置を製品化して以来、この世界のパイオニアとして、今日までその技術と実績を積み上げております。サンドブラストとは、鉄やガラスビーズなどの素材でできた微小な研磨材を、金属、プラスチック、石材などに吹き付ける加工方法のことです。不要なサビやバリを取り除いたり、金属の塗装をはがしたり、研磨材を斜めに吹きつけることで表面を磨いたりといったさまざまな加工が可能です。そのため、現在では、航空機、自動車、IT関連などの分野において、金属、木工、ガラス製品などあらゆる素材に利用されています。これらの加工には、400種類以上にも及ぶ研磨材と、噴射方式、噴射圧力、噴射量などの組み合わせから最適な方法を選ばなければならないため、ブラストに関する経験と卓越した知識が必要となります。このような当社独自の高い技術が認められ、2006年に経済産業省「元気なモノ作り中小企業300社」に選ばれ、2011年には天皇陛下が当社をご視察されました。

30,000台以上の納入実績とそれを支える最先端技術

当社の強みは、サンドブラストの専業メーカーとして、あらゆる分野や産業に新しい技術による加工方法を提案できることだと考えます。これまでも、プラズマディスプレイの加工や、金属表面を高密度化し疲労強度を大幅に向上させるWPC処理、水や洗剤などを使わない国産ドライアイス洗浄などの新技術によりお客様のニーズに合った製品を開発してきました。最近では、当社の持つ高い技術を結集させた「シリウスZ」という新しい加工法を誕生させ、各業界から要望が多かった鏡面研磨の自動化に成功しました。当社がいままでに開発した製品は、国内や海外に30,000台以上(2014年1月時点)納入されています。納入先も各分野のトップメーカーが多く、これは当社の技術と製品が信頼されている証だと思っています。製品化する際は、基本的にブラスト装置1台に専任の技術者1人を割り当て、コンサルティングから設計、製造、納品までのすべてを行っています。この体制を、業界の中では国内最大規模である約70名の技術スタッフで支え、ユーザー様の多様なニーズにきめ細かく対応しております。

開発から納品まで一貫した機能を東京に集約

当社は、この江戸川区に延床面積約1万4000㎡の本社・工場を有してします。創業以来、この場所に機能を集約することにこだわりながら、会社の成長に合わせて社屋を拡張していきました。その結果、都内としては広大なこの場所で、製品に最適なシステム設計から組立まで、製作の主幹となる作業を行っています。また、本社内には実際に加工されたものを確認しながら打ち合わせができるスペースを多く設けています。このように、都内にある本社に各機能を集約させることで、お客様の業務を停滞させない強力なユーザーサポートを実現することができました。また、都内に立地するメリットとして公的支援の面では、前述した「新しい表面加工法(シリウス加工)の事業化」というテーマの「経営革新計画」が東京都から承認され、開発・製品化に大変役立ちました。これからもブラスト技術のトップメーカーとして、ブラストの無限の可能性に挑戦し、社会に役立つ製品を作り続けていきたいと思います。
住所:東京都江戸川区松江5-2-24
TEL:03-3686-2291 FAX:03-3686-5045
URL:http://www.fujimfg.co.jp/
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