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株式会社 八洋(調布市)

業種 : 機械(その他の機械)
作成日: 平成26年3月19日
更新日: 平成27年3月6日
株式会社 八洋(調布市)
株式会社八洋は、1964年(昭和39年)に創業した、精密加工品、導波管、監視カメラ用旋回装置を製造している会社です。高い技術力ときめ細かい仕上げで、成長を続けている同社の小泉正昭社長(写真左)と小泉信賢専務(写真右)にお話を伺いました。

精密機械加工技術で社会インフラ整備に貢献

創業当時は、電磁波を伝送するための金属製のパイプである導波管(当社では社外の方に対して「アンテナ」と「装置」をつなぐ “電波の血管”と説明している)を手がけていました。会社設立に至った経緯は、創業者の現社長が、海軍工廠に在籍していた際に身につけた機械加工技術、銀ロウ溶接技術を活かそうとしたことがきっかけでした。現在は、各種の導波管をはじめとして、薄板材や微細加工を必要とする高周波無線応用機器向けの精密機械加工部品、屋外監視カメラ用の旋回装置など、社会インフラの整備に欠かせない製品を主に取り扱っています。納入先は、電機メーカー様から最終的に官公庁(国土交通省、防衛省、自治体など)が多く、当社が製作した導波管は、東京タワーや東京スカイツリーにも利用され、通信インフラを下支えしています。

世の中にない製品を生み出す開発力

当社は、高精度・高品質なものづくりをモットーにしています。例えば、加工・切削の難しいコバール(鉄・ニッケル・コバルトの合金)薄板を厚さ1mm以下という精密さで加工することが可能です。また創業50年来培った銀ロウ付け溶接、仕上げ加工等の「匠の技」も製品の高品質を支えています。一方、監視カメラの旋回装置に関しては、高速道路や河川の監視に利用される他、ゴミ焼却炉や鉄鋼所の溶鉱炉などさまざまな環境下で利用されるため、屋外での風雪や、高温・低温といった環境でも使用できる品質の高い製品に仕上げています。現在、当社に依頼される案件の7割程は、電機メーカー様などから来る試作品の製造です。試作品には、用途から形状まですべてキッチリ決められているものもあれば、用途だけ決められていて形状や材質等は未定の場合もあり、さまざまです。製作にあたっては、お客様のニーズを充分くみ取った上で、熟練した技術者がベストソリューションを提案し、お客様と共に製品を完成させていきます。

人とチャンスの集積地、東京

当社は創立当時から現所在地の調布市深大寺近くに立地しています。ここに立地している利点は、まず何と言っても交通の利便性が良いことです。お客様は東京都内や神奈川県川崎市が多いのですが、調布なら往来にとても便利です。特に中央自動車道が近いこともあり、物流面での利便性もあります。次に協力会社が付近に多いことがあります。当社は、材料の調達や一部の加工、表面処理などで、協力して頂く会社が必要です。ここ武蔵野・多摩地域には、多くの関連企業が立地しているため、当社の即応力と短納期での詳細仕様の検討や製造が可能になっていると言えます。また、産学官連携の相手が付近に多く存在しているという利点もあります。特に同じ調布市内の電気通信大学様とは既に連携を行っており、勉強会や研修会にも積極的に参加しています。更に最近では、インターンシップの受け入れも行っており、今後はさらなる連携や人材採用も行う予定です。課題を言うと、当社の周辺には国立天文台や宇宙航空研究開発機構(JAXA)など官公庁系の研究施設が多いのですが、残念ながら今のところ、そういった機関との連携事業は多くありません。せっかく近隣にそのような施設が多数あるのですから、今後は積極的に情報発信を行い、連携できるようにチャレンジしていきたいです。東京はビジネスチャンスの集積地であり、チャンスはいくらでも転がっていると思います。これからも東京という立地を活かして、有能な人材の採用・育成を行いながら更なる研究開発に努め、社会インフラのために尽力していきたいと考えています。
URL: http://hachiyoo.com/
本社/東京都調布市深大寺東町5-3-5
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