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株式会社 ソニック(西多摩郡瑞穂町)

業種 : 環境・医療・福祉
作成日: 平成26年1月17日
更新日: 平成27年3月6日
株式会社 ソニック(西多摩郡瑞穂町)
西多摩郡瑞穂町に本社を構え、風速計や海象計、魚群探知機、流量計等を製造し、気象・海象業界(主に官公庁)、水産業界などに販売している株式会社ソニック。超音波を基幹技術として、国内はもちろん海外でもその高い技術力を評価されている同社の伊藤取締役(写真)を訪ね、お話を伺いました。

超音波センサー技術で計測機器をご提供

当社は戦後まもない1948年に軍事利用されていた超音波技術を平和産業に転換し、魚群探知機などに応用するため「海上電機株式会社」として創業しました。日本初の魚群探知機、音響測深機の製造・販売などを手がけ、現在では社名を「株式会社ソニック」に改め、気象機器・海象機器・水産機器・工業機器を4本柱とし、超音波計測器メーカーとして国内販売はもちろん海外輸出も展開しております。また、超音波技術を駆使した自然環境計測では、国内でも有数の規模と実績を誇ります。超音波技術のみならず、データ処理技術も含めまして、計測に関わることでしたらシステム構築のご提案から設置・保守サービスまでを含めたトータルソリューションをご提供できます。

高い技術力で勝ち得た「信頼」というブランド

当社は創業以来、超音波テクノロジーに注力している会社ですので、長年に渡って蓄積したその経験値と技術力が当社の最大の強みです。現在、本社エリアには約120人の従業員がおりますが、その中で約40人は研究・開発要員です。研究開発に人員を割くことにより、今日まで高い技術力を維持しております。例えば、「超音波積雪深計」は気象庁のアメダス等で利用されています。また、「超音波風向風速計」は、野外気象観測のみならず、トンネル内やクリーンルーム内の微風速を計測することができ、交通機関の安全運転や、大気拡散観測に国内外を問わず利用されています。「海象計(写真)」は、海底より波浪観測を行う機器として「水路技術奨励賞」を受賞するなどニッチトップである当社の技術が、多方面から高く評価されています。近年は、異常気象による被害も多く発生するようになりました。超音波利用に特化した当社の計測技術が、防災・安全により厳しい管理を必要とされる場面において十分に力を発揮できるものと確信しております。

西多摩に立地する心地良さ

創業以来、東京都三鷹市に立地していたのですが、周辺地域の宅地化に伴い羽村市へ移転しました。その後当社は、前身の「株式会社カイジョー」からの独立を経て2007年に現所在地の瑞穂町へ移転しました。この多摩地区に立地したのは、多摩西部には工業地帯が多く、協力企業が隣接していることが大きな理由です。また、瑞穂町は、都心と比較しても地代が安く、土地の空きもあるため、事業拡大に伴う敷地拡張も行い易い環境と言えます。当社では海洋で利用される製品も数多く扱っており、実験や製品テストを行わなければならないのですが、この地域であれば敷地内に実験用の大きなプールを所有することができます。

東京に立地するメリット

東京に立地していることで、さまざまな公的支援を受けることができました。例えば、平成21年度は、東京都の「重点戦略プロジェクト支援事業」において、当社のテーマ「空港における低層ウインドシア監視装置の開発」が選ばれ製品化に成功、平成24年度「東京都トライアル発注認定制度」に認定(認定番号2408号)されました。また、平成25年度は、「ものづくり産業基盤強化グループ支援事業」において「次世代型自動気象水文観測システムの開発」が支援対象となり、研究開発を行っているところです。このように東京都などからの補助金を活用できるということが、特に当社のような案件ごとの開発費が大きい企業には、大きなアドバンテージとなります。市場開拓の面では、東京には幅広い相談先があり、販路開拓なども含めさまざまな支援が受けられます。また、産学公連携に関しても東京近郊の大学や公的機関の協力を得て多くの事業を手がけることができ、業務の幅が広がりました。今後、新たな事務所を東京都心に設ける計画もあり、当社の技術をもっと国内外に広めようと日々頑張っていきたいと思います。
URL: http://www.u-sonic.co.jp/
住所:東京都西多摩郡瑞穂町箱根ヶ崎東松原19番6号
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