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株式会社鬼塚硝子(青梅市)

業種 : 機械(その他の機械)
作成日: 平成25年3月17日
更新日: 平成27年3月6日
株式会社鬼塚硝子(青梅市)
昭和42年(1967年)の創業から高度なガラス加工技術で医療分野などに貢献を続けてきた株式会社鬼塚硝子。外径10ミクロン、内径8ミクロンのガラスのパイプを製造できるという、世界でもトップクラスの技術力を誇ります。世界初の電界放射型X線管の開発にも成功し、ますます注目度の高まっている同社の鬼塚好弘社長にお話を伺いました。

苦労を重ねた創業からの10年間

私は中学を卒業してすぐに就職し、9年間、会社員としてガラスの仕事に携わってきました。22歳の時に「私にはガラスしかない」とハッキリ意識して独立を志すようになり、25歳の時に当社を創業しました。
最初の10年間ほどは経営がまったくうまく行かず、会社のことが心配で眠れないような時期もありました。それが今は従業員53名の会社に育ちましたから、結果としては独立して良かったと思います。ただ、もちろん今でも経営の悩みはあります。どんな悩みかがその時々で変わるだけですね。

高度な技術を用いた血液分析用ガラスセルで一躍有名に

現在の主力製品は血液分析のためのガラスセルです。当社の売上の6割弱がこの製品から来ています。このガラスセルの技術は世界でもトップだと自負しています。
実は当社が発展するきっかけになったのもこの製品でした。25年ほど前に、あるメーカーから「こういうものが作れないか」と相談されて、半年ほどで完成させることができました。その会社からは感謝状もいただきました。その後、他社からも引き合いをいただくようになり、現在は5社と取引があります。

画期的な電界放射型X線管などの新製品も

ただ、血液分析用ガラスセルばかりに頼るのではなく、主力製品を世代交代させていく必要があります。現状維持では、成長とは言えませんからね。
これから大きな売上を見込んでいる製品は、当社で独自開発した小型封切型炭酸ガスレーザーです。DC放電方式を採用しており、非常に繊細な加工ができます。
その次に売上のトップを占めると考えているのが、最近開発に成功したばかりの世界でも画期的な電界放射型X線管です。X線管とはレントゲンの撮影に利用されるものです。小型で消費電力の低いこの型には、当社の技術力が遺憾なく発揮されています。
こういった製品は、当社内だけでなく、様々な大学とのコラボレーションによっても生み出されています。

三ツ原工業団地での交流が経営の励み

当社は青梅市の三ツ原工業団地内に拠点を構えているのですが、金属加工を始めとするさまざまな業種の企業が集まっているため、たとえば部品をすぐに隣で作ってもらえるなど、業務上とても助かっています。「近くで同じように経営者が苦労しているんだな」と思ってがんばれるという、精神的なメリットもあります。三ツ原工業会を通じての様々な活動が経営の励みとなっています。
URL: http://www.onizca.co.jp/
住所: 東京都青梅市今井3-9-18
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