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株式会社青木科学研究所(港区)

業種 : その他
作成日: 平成25年3月17日
更新日: 平成27年3月6日
株式会社青木科学研究所(港区)
1927年の創業以来、港区六本木に拠点を置く株式会社 青木科学研究所。世界中の自動車メーカーと取引がある同社にとって、外国人担当者の方々に与える“六本木アドレス”のインパクトは大きいのだといいます。経済産業省による戦略的基盤技術高度化支援事業の採択企業でもある同社の青木久治社長にお話を伺いました。

高性能オイルを精製し世界へ躍進

1927年に港区六本木の地にて創業した当初は、エンジンオイルを中心とする油脂製品を海外から輸入し、ガソリンスタンドなどに販売する商社としてスタートしました。戦後を迎えた一時期、製品の輸入が困難になったことをきっかけに、原料のベースオイルの自社内精製を開始し、オイルメーカーとして第二創生期を迎えることとなりました。当時の主力製品はエンジンオイルで、ちょうど国内メーカー各社がモータースポーツに取り組み始めた時期に、当社が精製する製品は、開発者が想定していたエンジン回転数を確保できる高性能オイルとして認識されるようになりました。その後、大手自動車メーカーの純正オイルメーカーとなり、ハイレベルな要求に対応することで信頼を獲得し、今では、ヨーロッパをはじめとする、世界中の自動車メーカーとの取引を行うほどの企業へと躍進いたしました。

環境に優しい“離型剤”を開発

創業以来、約40年に渡る技術力を突き詰めた結果として生まれたのが、当社のもう一つの主力製品である“ダイカスト用の離型剤”です。ダイカストとは金型に溶融した金属を圧入する金型鋳造法で、離型剤は鋳物の金型の表面に塗布し、溶解金属の焼き付き防止や摩擦を低減するものです。現在では、自動車をはじめ、家電やIT機器などの金属部分の製造には欠かせないものとなっています。当社が製造する離型剤は、水で希釈して使用していた従来品と比べ、約1000分の1の塗布量で充分な効果を発揮します。大幅なコストダウンと排水量の削減に寄与することとなり、使用者のコストメリットにはもちろん、周囲の環境保全にも寄与できる製品となっています。2003年に誕生したこの離型剤は、今では国内自動車メーカー各社がこれから生産を開始する“新しい部品”の型へと、次々と採用が決まっている状況です。

六本木アドレスを活用して

1996年までは、港区六本木の地に約1300坪もの生産拠点を構えていましたが、製品需要の増加に伴って手狭となり、埼玉県児玉郡へ工場を、そして本社機能を六本木ヒルズへと移転しました。この“六本木”という街の名前は世界で通用し、積極的に海外販売を進める戦略上、重要な要素となっています。“Made in Japan”をアピールする上で、私たちは“東京”や“六本木”という、自分たちで作り上げるのが難しいこの“ブランド力”を活用し今後も、企業価値の向上に活用していきたいと考えています。
URL: http://www.lubrolene.co.jp/
住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 18 階
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