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大峽製鞄株式会社(足立区)

業種 : その他
作成日: 平成24年3月21日
更新日: 平成27年3月6日
大峽製鞄株式会社
鞄や靴などの皮革製品づくりが地場産業として栄える足立区。鞄の老舗メーカーが数多く存在する中で大峽製鞄株式会社は、その品質が高く評価されている会社です。薬箱や学習院初等科のランドセルづくりを任される皇室御用達のメーカーに選ばれているほか、文部大臣賞連続7回、通産大臣賞、東京都知事賞11回など、数々の賞を受賞。海外の展示会では革製品の本場・欧米の有名店バイヤーにも優れたクオリティーを認められ、ヨーロッパの雑誌にも掲載されるなど※、いまや世界的なブランドとなっています。専務取締役・大峽宏造氏に、高い評価の理由と今後の展望を伺いました。

妥協の許されない製品づくりが職人の腕を磨く

大峽製鞄株式会社は昭和10年の創業以来、一貫して“最高の品質”と“職人技”にこだわってきました。それは仕事に対する3つのポリシーにつながっています。「もっともいい素材を使うこと」「丁寧な仕事を心がけること」「デザインはシンプルであること」です。
最初の2つは、その言葉のとおりです。最後のデザインがなぜシンプルであるべきかといえば、いいわけができないから。ゴテゴテとした装飾的なデザインは、素材や縫製の粗をごまかすことができます。しかし、シンプルなデザインは素材や縫製の良さがすべてで、メーカーの力量が如実に表れます。このような妥協が許されない製品づくりを行ってきたことが職人の腕を磨き、高い評価につながっているのです。

常に最良の販売チャンネル開拓に努める

しかし、製品の品質だけでは企業経営は成り立ちません。製造力に加えて、販売力があることが企業経営を支える車の両輪となります。専門店での販売、百貨店への出店、そしてインターネットを通じた直接販売へのチャレンジと、時代とともに流通の形態も変わってきましたが、常に最良の販売チャンネルの開拓に努めて参りました。
販売力を強化する上で、東京に立地するメリットはとても大きいと感じています。東京には最先端の流行や情報、人が集まってきます。本社の側にはショールームを設けていますが、HPを見た海外旅行客などが直接、商品を買い求めにやってくることもあります。それもアクセスが良い東京にあることが少なからず影響しているでしょう。
※写真は、足立区千住にあるショールーム

世界的ブランドとコラボレーションの案件が進行中

平成23年からは海外の展示会にも積極的に出展しています。いまでも需要に供給が追い付かないような状態ではありますが、当社の製品力が世界でどのように評価されるのか試してみたかったのです。結果は想像以上でした。
世界的なラグジュアリーブランドからコラボレーションの案件が複数来ており、現在、話が進んでいます。平成24年3月には、世界的な鞄のエキシビションであるイタリア「ミペル」のBAGコンテストでスタイル・アンド・イノベーション賞にノミネートされました。東京芸術大学とコラボレーションした「カラフル・リューク」という製品の革新的なデザインも評価された一因です。
これは、東京都中小企業振興公社が事業主体となった「産学連携デザイン開発プロジェクト」の成果でもあります。海外の展示会の出展には足立区の「見本市等出展助成金」を活用しました。このように東京都や足立区は産業育成に力を注いでいて、当社の発展に寄与してくださっています。当社としては、今後は製造力の増強に努め、新規に開拓した需要に応えていきたいと思います。
※写真は、イタリア「ミペル」での表彰式の模様
URL:http://www.OhbaCorp.com
住所:東京都足立区千住4-2-2
TEL:03‐3881‐1192
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