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日本捜索光研株式会社(江戸川区)

業種 : 機械(その他の機械)
作成日: 平成23年6月3日
更新日: 平成27年3月6日
日本捜索光研株式会社(江戸川区)
日本捜索光研株式会社は、その社名のとおり、業務用の懐中電灯や照明装置に特化してオリジナル製品の開発から販売までを手がけるベンチャー企業。既成概念にとらわれない画期的な製品づくりで、照明に関する顧客の課題解決を支援しています。同社の東賢社長にお話をうかがいました。

世界初の50 WHIDライトを開発

私は以前、自動車のパーツメーカーに勤務しており、そこで世界初の50WのHID(High Intensity Discharged)ライトを開発しました。キセノンガスなどを封入したバルブ内の電極間の放電で発光するHIDは、従来のハロゲンライトに比べて明るく消費電力も少ない上に耐久性が高いという特長があります。しかし、50Wのライトは明るすぎて自動車には不向き。そこで、これをサーチライト分野で製品化しようと、2007年に独立し当社を設立しました。

1km先まで照らすことが可能

当社の主力製品は、携帯型のサーチライト。長さ284.5mm、重さ2.5kgと軽量ですが、50Wで点灯すると瞬時に1km先まで光を届かせることができます(30Wの場合は600m)。それだけでなく、赤外線レンズと組み合わせることでブラックライト照射を行い、スモークフィルムを張った車の内部を鮮明に見えるようにしたり、粉塵探査レンズを装着して床の足跡を浮かび上がらせるといった性能を発揮させることも可能です。こうした機能から、本製品は主に防衛庁、警察、消防などに納めており、東日本大震災で罹災した東京電力福島第1原子力発電所の修復作業にも利用されています。

次世代型の投光機を開発

また、新分野として、工事現場などに用いる次世代型の投光機を開発しました。これは、独自のセラミックメタルハライド安定器を用いた電池式の無音投光機。性能面では、従来のLED投光機の場合、10m先の照度は20ルクス前後であったものが、本製品は55ルクスを達成。しかも、発電機を用いないので騒音や排気ガスが生じません。これにより、夜間工事での騒音問題やトンネル工事での排気ガス問題を解決しました。また、従来品は270kg前後と重く機動性が低かったのに対し、本製品は135kgと半減させ、らくらくコンパクトに移動・収納できるようにしました。以上のように、省エネ・高効率・高機動という特長を併せ持つ、画期的な製品と自負しています。

小規模企業にやさしい制度がそろう

この投光機は、東京都産業労働局の「基盤技術産業グループ支援事業」に認定され、助成を受けて開発しています。本製品は、鉄道工事を手がけるお客さまから相談されて開発に着手しましたが、小規模企業ゆえ開発資金に困っていました。そんな時にこの支援事業を知り、認定を受けることができたので開発を行うことができました。このように小規模企業にやさしい制度がそろっているのは、東京都の大きな魅力です。また、当社では大企業のように照度試験を行う設備を持てないので、東京都立産業技術研究センターの設備を利用しています。こうした機関が近くにあるなど、事業に必要な物資や事業体がそろうのは、東京ならではのメリットだと思います。
URL:http://www.search-light.jp/
住所:東京都江戸川区北小岩2-6-1 2F
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