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株式会社ミウラ折りラボ(新宿区)

業種 : その他
作成日: 平成23年6月2日
更新日: 平成27年3月6日
新宿区のほぼ中央部に位置する住吉町。都営新宿線の曙橋駅から徒歩1分、靖国通り沿いにあるビルの6階に株式会社ミウラ折りラボがあります。創業は平成8年(1996年)、社員数6名。世間的には知名度は高くはありませんが、人工衛星の太陽電池パネルにも利用される「ミウラ折り」の技術を活用し、幅広い分野でビジネス展開をしています。「『ミウラ折り』をもっと知ってもらうためには、東京が一番」と語る阿彦由美社長にお話を伺いました。

宇宙でも利用されるミウラ折りの普及を目指す

当社は東京大学名誉教授の三浦公亮氏が考案した「ミウラ折り」のライセンス契約を頂いている唯一の会社です。
ミウラ折りは、もともと人工衛星のパネル展開などの技術として考案された折り方で、宇宙実験衛星(SFU)の太陽電池パネルや電波天文衛星「はるか」の大型宇宙アンテナなどにも利用されています。対角線部分を持って左右に引っ張ると、ワンタッチで展開・収納ができるのが最大の特徴です。例えばA2サイズ(左右574×天地430ミリ)の用紙がミウラ折りにすると左右78ミリ×天112ミリという手のひらサイズに収まります。
機能性に富み、デザイン性にも優れたミウラ折りは、平成18年(2006年)に「新日本様式協議会」が提唱する「新日本様式」の100選の1つに選ばれています。

「東京マラソン」のコース&観光マップに9年連続採用

ミウラ折りは4個の平行四辺形の繰り返しで構成されている独特折り方です。三浦教授が1970年に地図の畳み方として発表するや国内外から注目を浴び、多くの企業が事業化に挑みましたが、独特の構造ゆえに機械化が難しく事業化には至りませんでした。
こうした先達の努力と三浦教授の協力を得て、当社は初めて機械化に成功。現在では観光のマップやハザードマップをはじめ商品カタログ、車の日よけなど多彩なジャンルで活用されるようになりました。
今や東京の冬の風物詩になった「東京マラソン」のコース&観光マップにも2007年大会から9年連続採用され、市民ランナーやボランティアの方から「これは本当に便利」と賞賛の声を頂いています。また、紙媒体だけでなく飲料メーカーの「ダイヤカット缶」にも採用されるなど、活躍の場は徐々に広がっています。

ネットではできないが、東京にいるからできることがある

情報化社会の現在、企業活動もインターネットを通じてできる時代です。そのため地方に比べて家賃をはじめ維持費がかさむ東京に事務所を構える必要はない、という意見もありますが、東京には最先端の「技術」「人」「情報」の3つが集まっています。それに直接触れることができる場所にいるというのはとっても魅力的なことです。とくに弊社のような歴史の浅い会社にとっては、「百聞は一見にしかず」の言葉通り、お客様の顔を見て説明し、商品を手にとって見ていただくことは非常に有益な手段です。
現在は観光マップ、災害マップ、広告販売ツールが中心ですが、「ミウラ折り」はもっと多くの可能性を秘めています。色々なジャンルのビジネスパートナーとタッグを組んで、その可能性をどんどん引き出していければいいと思っています。
URL: http://www.miuraori.biz/
住所: 東京都新宿区住吉町1-12 新宿曙橋ビル6F
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