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株式会社 タック印刷(墨田区)

業種 : 加工(その他)
作成日: 平成22年3月14日
更新日: 平成27年3月6日
株式会社 タック印刷
墨田区の株式会社タック印刷は、精密機器などに貼付するシール、ラベル専門の印刷会社。東京スカイツリーから徒歩数分のところに30坪ほどの工場を構えています。厳しい品質管理の下、少量多品種に対応した生産体制をとり、世界ラベルコンテストで優勝するなど業界随一の技術を誇ります。都市型工場を率いる高田朋幸社長にお話をうかがいました。

世界ラベルコンテスト優勝の「部品」としてのシール

創業は昭和39年。印刷会社に勤めていた先代が、シール印刷の技術に着目して独立しました。インクが染み込みやすく印刷が容易な紙に比較して、フィルム加工したシールに印刷加工するためには特殊な技術が必要です。その技術をもつ企業は数少なかったため、強みを生かして成長してきました。現在はシール印刷の中でも特殊な、機械に貼ることができるシール、ラベルの製造を中心に事業展開しています。欧州ラベル印刷団体(FINAT)の提唱で年に一回開催されている「世界ラベルコンテスト」でも当社の技術は評価され、数々の賞を受賞しています。

厳しい品質管理と環境への配慮

お客さまが要求するのは品質の高さ。品質管理には特に力を入れ、ISO9001やUL規格、CSA規格などの認証も取得しています。長年、品質に厳しいお客さまと仕事をしてきましたので、ISOでは表現できないような厳しい方法での品質管理が身についています。それでもなおISOを取得したのは、品質管理の方法を細かくご説明するよりも、お客さまに理解していただきやすいからです。
ここ10年ほど、環境への取り組み姿勢を気にされるお客さまが増えました。当社では、印刷工場内で排出されるシール、ラベルの廃棄物を固形燃料(RPF)化することで、埋め立てや焼却する廃棄物の減量化に尽力しています。他に先がけて独自に取り組みを開始し、現在では同業者と共にRPF化を推進しています。また、特定有害物質を使用していない粘着シートやインキを使用するなどして、RoHS指令にも対応しています。

墨田区の優良工場を推進する「フレッシュゆめ工場」

墨田区業平にある約30坪の本社工場のほか、向島にも約35坪の工場があります。墨田区は、ものづくり産業への支援が手厚いと感じています。異業種との交流会をセッティングしてくれたり、働く環境に配慮している企業を「フレッシュゆめ工場」として認定するなど、区内の優良工場を推進する施策があります。従業員20名ほどの小さな会社ですが、ゆめ工場に認定されたことで向上心が高まり、プライドをもって仕事に取り組んでいます。
都心に近い墨田区は情報が早く入ることも長所といえます。同業者や関連業種が集まりやすい立地ですから、会合などでは新しい技術や素材、取り組み事例など、生きた情報が入ってきます。シートや紙のメーカー、製版、印刷、抜き型など、ビジネスパートナーが見つけやすく、それぞれがフットワークよく動いていますので、仕事がスムースに進みます。

お互いの「強み」を生かして品質の高い印刷を

コストダウンのために、他府県に工場を構えて東京に営業所だけを置く印刷所が増えていると聞きます。仕事の絶対量が多いのは、やはり東京ですから、そのやり方も理解できます。ただ、「安さ」だけをウリにして仕事を受注しても、お互いの首をしめることになってしまいますから、品質の高い仕事をすることを忘れてはいけません。独自の強みを持ち、特化した仕事をしているような同業者と協力しあい、お互いのプラスになるような関係を築ければいいと思っています。
工場の近くでは東京スカイツリーの建設が進み、街は賑わいを増しています。この先、工場を移転するようなことがあっても、やはり墨田区を選びます。ものづくり企業への理解が深い墨田区は、都心で工場をもつには適した地域だと思います。
URL: http://www.takprint.co.jp
住所: 〒130-0002 東京都墨田区業平1丁目9-7
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