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株式会社 田中医科器械製作所(北区)

業種 : 環境・医療・福祉
作成日: 平成22年1月8日
更新日: 平成27年3月6日
株式会社 田中医科器械製作所(北区)
医療機器の中でも「鋼製小物」と呼ばれる手術道具を扱う。創業以来、手作り・少量多品種生産を貫き、ドクターの細かな要望に応え続けることで、好調な業績を残している秘訣を管理部管理課の大場聡史さんにうかがいました。

他がやらないことをやり続ける

大手とは違って大量生産をするのではなく、お客様の要望にお応えするために、一つ一つ手仕上げで作っていきます。このような手作りで医療機器を作っているところは他にもありますが、たいてい家族単位の1~2名で営んでいるところが多いです。この業界は職人の高齢化、技術継承等の問題が顕著になっており、とりわけ上記のような家族経営においては深刻です。
我々は会社組織として、その技術承継を若い職人にも円滑に行うことを意識しています。
そして常に「ドクターのため」「患者様のため」「よりよい医療のため」を考えて「鋼製小物」を作り続ける。
このスタンスが、創業の大正時代からお客様に愛され続けている理由だと思います。

常にフェース・ツー・フェースのコミュニケーションを実現 

もともと、土地を持っていたことが田端に立地したきっかけだと聞いています。平成20年に移転しましたが、やはり土地鑑があるこのエリアを優先して探しました。
我々の取引先は病院が多く、ドクターからのリアルな情報を入手するには、病院の近くにいることが必要です。研究開発段階での機密情報も扱いますので、フェース・ツー・フェースのコミュニケーションは不可欠です。
医療材料のインプラントの製造・販売も手がけていますが、きっかけはドクターからの助言でした。お客様の声に忠実に耳を傾けること、そのために近くにいることのメリットは大きいですね。また、周辺には医療機器の卸会社が集まっていて、その点でも取引上のメリットは少なからずあると思います。

すべては「よりよい医療のために」

利益主義に走らないこと。これは我々が一貫して意識しつづけていることです。ドクターの声の先には多くの患者がいる。そのためにドクターの声に忠実に耳を傾け一つ一つ手作業で作り上げています。外国製品に比べると、我々の製品は決して安くはありません。でも、大正以来愛され続けている理由は「品質」にこだわってきたからです。
これからもこの姿勢を貫いて行きたいと考えています。
~取材を終えて~
この不況化にも成長し続ける会社。管理課の大場さんのお言葉からも、確固たる信念とゆるぎない自信のようなものを感じました。
常に「お客様のため」「医療のため」を思う「ぶれない気持ち」を持ち続けること、そしてお客様の近くにいることで、フェース・ツー・フェースのコミュニケーションを実現していく。この姿勢が90年以上の伝統の中で、高い技術力と共に継承されてきた事のように思いました。
URL: http://www.e-tanaka.co.jp
住所: 東京都北区田端新町2丁目14番18号
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