産業立地ナビTOKYO

東港工業有限会社(港区)

業種 : 加工(金属)
作成日: 平成27年3月13日
更新日: 平成28年3月29日
東港工業有限会社 代表取締役
前田 勝光さん
 少数精鋭の熟練工達が創り出す、高品質な製品の数々。高度な板金技術と専門知識で、金属のトータル加工サービスを提供しています。

切手大からオブジェまで。精密板金加工と筐体製作

工場内部の様子
 港区白金。ファッション情報誌等でも度々、取り上げられる高級住宅地として知られるが、実は、この辺りは準工業地帯でもあり、昔から、ものづくりが行われてきた。東港工業は、精密板金を行う事業所で、前田勝光氏はその三代目にあたる。
 「私が子供の頃、古川橋の辺りは町工場が密集していて、工具屋さんが建ち並んでいました。渋谷川にはボートが行き交っていて、ここでよく、遊んでいました。」
 現在も4名の熟練の社員とともに、精密板金と躯体製作と行っている。小さな部品の試作から大型キャビネットなど、その製作物は多岐に渡る。それを実現しているのは、精密なNCマシンと、熟練した職人技のコンビネーションである。
 「当社は板金加工業ですが、取り扱いの範囲が非常に広いのが特徴です。 大きさひとつ取っても切手大から一般の筐体(ケース)そしてオブジェまで取り扱っています。」

トータルな製作加工

製作物の一例、ホテルのオブジェ
 東港工業は、単なる板金加工専業に留まらない。スポット溶接、ロー付け等の各種溶接、メッキ、エッチング、塗装 、組み立てまでトータルな製作加工を得意とする。エンドユーザーからの発注も多く、イメージデッサンの状態から具体的な仕様を設計することもあるという。
 「私たちは、鉄、ステンレス、アルミ、真鍮、チタンといった、素材の特性を熟知し、また加工方法にも精通しています。表面塗装やフィニッシュまでワンストップでトータルに対応しています。」
 小物の試作、一品ものや特殊造形物の製作、また、製作から現場施工まで一貫して手掛けるケースも多い。
 大学の講義室のプロジェクターの躯体、博物館の設備、遊園地の遊具、家具金物、ホテルのオブジェ、そして有名アーティストがコンサートで使用するオリジナルデザインのマイクスタンドまで、東港工業のクオリティの高い製品は、様々なシーンで活かされている。
 「工業製品だけでなく、こうしたアートやエンターテインメントなどの多様なニーズに溢れているのも、東京の都心部の港区ならではです。情報量が多く、様々な人との出会う機会に恵まれています。また、納期を短縮する点からもこのロケーションは重要ですね。」

都市型製造サービスの提供を目指すMMR(みなとものづくりルネッサンス)

デザインフェスタに出品した
工具モチーフのアクセサリーパーツ
 前田社長が現在、取り組んでいるのは、自社製品の開発。2014年、東京ビッグサイトで開催されたデザインフェスタに参加し、得意の板金加工を駆使した製品の数々を展示販売した。例えば、お客様が好みのパーツを選んで作るアクセサリーなど。
 「当社では、技術はあるが、これまで自社製品を創ったことがありませんでした。こうしてゼロからデザインするのは、とても楽しい。また、会場でのお客様との交流も、全く新しい経験でした。」
 前田氏は、また、港区産業振興事業の一つとして、2004年(平成16年)にスタートした「MMR(みなとものづくりルネッサンス)」のリーダーとしても積極的に活動してきた。
 MMRは、独創的な技術やノウハウを持った港区内の中小企業が協力し合い、世界に誇れる技術力を港区から発信しようと活動を行ってきた。ねじ、フライス、旋盤、板金等、それぞれの技術を誇るメンバー同士の交流は続き広がり、展示会協同出店、区内工業高校との連携のほか、合同開発商品として車椅子用バイザーを開発した。
 そして、MMRでは、グループの力を連携して、さまざまなものづくりのニーズに応える。
 「製品開発の上で、“困った!わからない!どうしよう!”ということがありましたら、ご遠慮なくお問合せください。当社の持てる力を発揮して、また加工業者のネットワークを活用して、親身になり対応させていただきます。」
東港工業有限会社
http://www.m-toko.co.jp
〒108-0072
東京都港区白金5-7-7
電話番号:03-3441-8939
港区の関連情報