産業立地ナビTOKYO

トップページ 支援制度 自治体担当者に企業支援の「いま」を聞く 市の豊富な資源を産業振興へつなげる 「八王子市地域産業活性化計画」
八王子市

市の豊富な資源を産業振興へつなげる 「八王子市地域産業活性化計画」

作成日: 平成30年2月16日
更新日: 平成30年3月29日
産業振興部企業支援課課長補佐兼主査・春田一志氏
産業振興部企業支援課
 都心から西へおよそ40キロ、新宿から電車で約40分の場所に位置する八王子市。古くから交通の要所として栄えてきた八王子市には、さまざまな表情があります。高度な技術力を持つものづくり企業が集積し、高尾山をはじめとする自然環境に恵まれ、産学連携につながる大学等は21を数えます。これらの魅力を産業のさらなる発展へと結びつけるために、八王子市は東京都の産業集積活性化支援事業を活用して「八王子市地域産業活性化計画」を進めています。その取組について、八王子市産業振興部企業支援課課長補佐兼主査・春田一志氏と同部同課主査・久田伸之氏にお話を伺いました。

中小企業の新しい事業展開をサポート

産業振興部企業支援課主査・久田伸之氏
 計画の柱となっているのが、新たな産業分野への挑戦です。「新しいサービスや商品を生み出す原動力となるよう、具体的には、異業種連携、産学連携を推進したいと考えています。とくに、八王子市は学園都市というところで、大学との連携は非常に重要であると考えています」と春田氏。異業種連携については交流会の機会を設けたり、産学連携のための補助金制度を充実させるなど、手厚いサポートを行っています。さらに八王子市には、商工会議所や同会議所と連携して設立したサイバーシルクロード八王子をはじめとする産業支援機関が複数あり、積極的に活動しています。「支援機関のネットワークにより、異業種間のマッチング、産学の橋渡しなどがスムーズに進むことも多い。このような環境も八王子の魅力といえるでしょう」と久田氏は指摘します。

地域企業の立地継続と新たな販路開拓への挑戦をサポート

八王子市にて企業立地するさまざまな魅力についてはホームページ、広報物を通して発信している。
 地域企業の活性化においては、企業立地のさらなる促進と既存企業の流出防止の施策を表裏一体で進めていく必要があると久田氏。平成30年7月には、事業施設の新設や拡張に関して奨励金を交付する企業立地支援条例を改正し、市内で10年以上操業する企業への交付要件を大幅に緩和しました。これによって、市内での事業拡大へのサポートをさらに充実させました。その他、中小企業の開発する新商品およびサービスの販路拡大を目的とした「八王子市中小企業新商品開発認定制度」を実施しています。認定された新商品等は、市ホームページに掲載、カタログを通して広くPRされるほか、認定期間中は、競争入札によらない随意契約によって八王子市が試験的に購入するケースもあります。このように中小企業の挑戦を後押しすることにより、市内で長く事業を続けられる環境を整備しているそうです。また、現在JR八王子駅から至近の場所に、多摩地域において最大規模となる展示場や複数の会議室を備える産業交流拠点施設(仮称)の建設が東京都により進められており、今後、多摩地域だけでなく神奈川県から東京多摩西部、埼玉県西部に至る広域的産業交流の中心都市としての発展も期待されています。

産業活性化に直結する豊富な資源

「産業交流展2017」では、八王子市中小企業新商品開発認定制度を受けた商品などを紹介。
 八王子市はものづくりの盛んな市でもあり、世界からも高く評価される最先端の技術を持つ企業も数多く存在します。先端技術産業振興を進める拠点となっている2つの施設について春田氏は次のように説明します。「まず、先端技術共同研究センターでは、市内中小企業と大学等が共同で新技術の研究開発に取り組んでいます。また、先端技術開発・交流センターでは、知識・経験豊富な技術相談員によるアドバイスや企業訪問、先端技術をテーマにしたセミナーを行っています」。時代のキーワードとなっているIOTやAIといったテーマをいち早く取り入れ、八王子が時流に乗ったものづくりを展開できるよう支援をしているそうです。 八王子市の多面的な魅力、豊かな資源を産業振興へとつなげる「八王子市地域産業活性化計画」。八王子市のさらなる成長へのステップとなることが期待されます。
八王子市 産業振興部 企業支援課
URL:http://www.city.hachioji.tokyo.jp/
住所:八王子市元本郷町3-24-1
電話番号:042-620-7379
南多摩エリアの関連情報