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台東区

「世界に躍動する都市 たいとう」 -産業活性化が台東区の未来を創る-

作成日: 平成30年2月14日
更新日: 平成30年3月15日
台東区文化産業観光部・産業振興課係長の奥本貴行氏
台東区文化産業観光部・産業振興課
 台東区といえば、上野動物園や浅草寺といった日本を代表する観光スポットに恵まれた区。ここ数年では、国立西洋美術館の世界文化遺産登録、パンダのシャンシャン誕生といったニュースでも注目を集めました。平成24年に4,383万人だった観光客は、平成28年には5,061万人へ。うち外国人は、426万人から830万人へと倍近く増加しています。平成29年度、台東区は新たに「台東区産業振興計画」を策定。国際的観光都市にふさわしく「世界に躍動する産業都市 たいとう」を目指して、地域産業のさらなる活性化を図っています。その取組について台東区文化産業観光部・産業振興課係長の奥本貴行氏に伺いました。

時代の変化を予測して作成された長期計画

 台東区産業振興計画の成り立ちについて、奥本氏は次のように話します。「観光客の増加により、飲食・観光・サービス・商店街への経済的波及効果が期待できる一方、少子高齢化の加速により、人口減少、消費市場の縮小など、産業を取り巻く環境は今後大きく変わっていくことが予想されます。時代の流れを踏まえ、産業の活気をさらに高めていく目的で作成されたのが本計画です」。具体的には、「魅力ある地場産業のプロモーション推進」、「多様な産業基盤を活かした振興」、「中小企業の競争力強化支援」、「地域特性を活かした魅力ある商店街づくり」、「若者・女性・高齢者などすべての人が活躍できる環境づくり」といった5つのアプローチを展開。平成33年度まで長期的視野をもって進めていくそうです。

地場産業の再活性化や女性活躍への期待

浅草寺にある雷門
 とくに重要な課題と位置づけているものについて、さらにお話を伺いました。ひとつは、地場産業の再活性化。台東区には、皮革、ジュエリー、伝統工芸などが地場産業として根付いてきた歴史があります。「台東区は、鞄を作るとなれば、革、糸、金具すべての材料が区内で調達できます。優秀な職人さんもいらっしゃる。ものづくりには適した環境です。ただ高齢化により技術が途絶えたり、廃業するケースもあり、技術の伝達や事業承継はとくに急務の課題だと考えています」と奥本氏。
 さらに新しいマンパワーとして若者・女性・高齢者にも活躍してほしいと続けます。「政府の目指す一億総活躍社会の流れもあり、いきいきと働ける場を作っていきたい。女性に向けては、女性起業家交流会を年に5回程度開催しています。先輩女性経営者とつながりを持つことで、起業へのステップにしていただけたらと思います」。

台東区でものづくりをする喜びと誇りを

伝統工芸である江戸指物
 平成17年度より産業の活性化に貢献する区内中小企業を表彰する「したまちTAITO産業賞」がスタート。観光産業の振興、さらに台東区のブランドイメージの確立につながっています。これまで表彰されたのは、祭用品、仏壇、皮革製品、べっ甲製品といった、台東区らしいものづくり企業をはじめ、ソフト開発など時代の先端をいく業種の企業も選ばれています。「表彰された企業のジャンルの幅広さに、台東区の魅力の一端があらわれていると思います。
 平成28年度からは台東区産業フェアという展示商談会をスタートし、メイドイン台東区の製品を広くアピールする場となっています。区内でものづくりに取り組むみなさんには、誇りと気概をもってご活躍いただけるよう、サポートをしていきたい」と奥本氏。
 息づく伝統と最先端のビジネスが共存する台東区。今後世界に躍動する都市へと変貌していくことが期待されます。
平成29年度「したまちTAITO産業賞」の表彰された方々
台東区 文化産業観光部 産業振興課
URL:http://www.city.taito.lg.jp/
住所:台東区東上野4-5-6
電話番号:03-5246-1152
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