産業立地ナビTOKYO

トップページ 支援制度 自治体担当者に企業支援の「いま」を聞く 2025年までの長期的視野で目指す 未来を輝かせる産業文化都市・いたばし
板橋区

2025年までの長期的視野で目指す 未来を輝かせる産業文化都市・いたばし

作成日: 平成30年2月13日
更新日: 平成30年2月20日
板橋区産業経済部産業戦略担当課長・長谷川吉信氏
 
 交通の便がよく、操業環境の良い工業系用地を有する板橋区。光学・精密機器や印刷関連などを軸に古くから製造業が発展してきました。培われた歴史を土台に、これからの時代に対応していくために——。板橋区では、10年に渡る長期計画「板橋区産業振興構想2025」、さらに3年ごとに見直しを図る「板橋区産業振興事業計画」が進められています。

産業の風を巻き起こすために

 都内有数の工業集積を誇る板橋区。東京23区の内陸部にあって、交通の便は良く、工業専用地域を始めとする工業系用途地域があり、多様な産業活動を展開できるのが大きな特徴です。
 光学・精密機器、印刷業などを地場産業として発展してきましたが、時代の変化に伴い、新たな展開を模索しています。「板橋区が描く将来像は、”未来を輝かせる産業文化都市・いたばし”です」と語るのは板橋区産業経済部産業戦略担当課長・長谷川吉信氏。「少子高齢化、ライフスタイルの変化によって、よいものを作れば売れるという図式は過去のものになりつつあります。今ある資源+αの価値を創造し、産業の風を起こしたい」。
板橋区産業経済部産業振興課産業振興担当係長・横田昇氏
 平成27年度に策定された「産業振興構想2025」は、板橋区産業の10年後を見据えたプラン。長谷川氏は内容について、「前の構想になかった、『立地促進』と『企業誘致』を積極的に打ち出しています。区内企業と親和性や経済波及効果が高い、ものづくりベンチャー企業や研究開発型企業を誘致し、区内企業の高付加価値化につなげたい。」と話します。同部産業振興課産業振興担当係長・横田昇氏は「板橋区は、住工がバランスよく共存してきた歴史があります。住工が調和し、今後も共存していくためのまちづくり施策の充実なども戦略のひとつです」と指摘。多角的な戦略で産業活動の基盤を強化するプランが進められています。

大きい目標へと歩む足場をかためるために

『ものづくり立地ガイド』と、平成27年度に策定された「産業振興構想2025」
 板橋区では、産業振興構想を具現化するため、3年ごとに事業計画を策定しています。長谷川氏によれば、「産業界は変化のスピードが早く、柔軟な対応が必要です。細かい調整、大胆な発想も取り入れつつ見直しを行っていきます」とのこと。最新の事業計画2018について聞くと、「区内企業の高付加価値化に向け、ものづくりベンチャーと区内企業との連携を加速するために、板橋ベンチャーフォーラムを開催しました。また、区内産業保全の観点から、既存企業の事業承継についても喫緊の問題と認識しています。優れた技術が受け継がれるよう、区内企業の実態調査・事業承継の支援方法の検討をスタートしたところです」。定期的に改訂することにより、変化が速い産業界の実情に即した計画が打ち出されています。

板橋区の魅力を国内外へ発信!

『いたばしものづくりネットワーク(通称アイネット/i-Net)』のロゴ
 板橋区では、産業ブランドの確立も重要な課題と位置付けています。
 具体的なプランのひとつが、年に3回実施される産業観光。かりん糖の中野製菓株式会社、計量器の株式会社タニタ、光学機器の株式会社トプコンといった区を代表する企業を見学するツアーが開催されています。工場見学ブームも追い風となり、毎回多数の参加応募があるそうです。
 企業サイドからも情報を発信するツールとして、「いたばしものづくりネットワーク(通称アイネット/i-Net)」をFacebook内に開設しています。「区内のものづくり企業のサマリー(企業概要)を蓄積しています。また、ものづくり企業活性化専門員による企業訪問記や助成金情報、セミナーなど、タイムリーな情報を随時掲載して、区内外の多くの産業人に注目してもらいたいと考えています」と横田氏。
 板橋区に赴き、自らの足でその魅力を知る産業観光、海外からでも瞬時にアクセスできるアイネット。さまざまなツールを活用しながら、板橋区のブランド力がさらに高められていくことが期待されます。
板橋区 産業経済部
URL: http://www.city.itabashi.tokyo.jp/
住所:東京都板橋区板橋二丁目65番6号 板橋区情報処理センター5階
電話番号:03-3579-2190
いたばしものづくりネットワーク(通称アイネット/i-Net)