産業立地ナビTOKYO

トップページ 支援制度 自治体担当者に企業支援の「いま」を聞く 葛飾区地域振興部商工振興課(平成24年)
葛飾区

葛飾区地域振興部商工振興課(平成24年)

作成日: 平成24年3月30日
更新日: 平成28年2月10日
葛飾区 地域振興部商工振興課
東京23区の中で大田区、墨田区に次ぐ、第3位の工場集積地、葛飾区。下町の人情あふれるコミュニティが顕在で、ビジネスにおいても経営者同士のつながりが強いエリアです。そんな葛飾区ではいま、平成25年4月に東京理科大学の葛飾キャンパスの開設が控えており、産学連携に向けた準備が進められています。葛飾区地域振興部の商工振興課工業振興係長・大久保一寿さんに、区の支援の「いま」を伺いました。

伝統工芸から近代工業まで。多種多様な業種が集まる工場集積地

葛飾区は全国有数の工場集積地で、業種は金属プレス、機械部品、粉末冶金製品、ゴムベルト・ホース、玩具など、多岐にわたります。なかでも「装身具・装飾品製造業」「アンチモニー製品製造業」「ニット製品製造業」といった、さまざまな地場産業があるのが特長です。伝統工芸も盛んで、「江戸切子」「東京銀器」「江戸木彫刻」「江戸ベッ甲」「江戸押絵羽子板」など、46品目が葛飾区伝統工芸品として指定されています。このように多種多様な業種が集まり、つくろうと思えば何でもこの地域でつくれる裾野の広さが最大のセールスポイントになっています。
企業の団体活動も盛んで、たとえば伝統工芸の職人が集まる「葛飾区伝統産業職人会」では、伝統工芸品の直販店運営などの販路拡大や後継者育成に共同で取り組んでいます。下町で人情に厚い経営者が多く、ネットワークの強いことも地域の魅力です。毎年10月に6日間にわたり開催している「葛飾区産業フェア(工業・商業・観光展、農業・伝統産業展)」も多くの企業・団体に参加いただき、いまでは都内最大規模の産業イベントとして定着しています。
※写真は、伝統工芸品の展示コーナー(テクノプラザかつしか内)

販路拡大と下請けからの脱却を目指す支援策が充実

一方で従業員4名以下の中小零細企業が多く、不況の影響を受けて厳しい経営のところも少なくありません。そこで葛飾区では、「販路の拡大」と「下請けからの脱却」を柱に据えて、さまざまな支援策を展開しています。
販路の拡大としては、区内の製造業を検索できるデータベース「葛飾区製造業受発注情報検索システム」をはじめ、ホームページの開設費用を助成する「ホームページ開設費等補助」、見本市に出展する費用を助成する「見本市出展費補助事業」などがあります。
また、区内の優れた製品・部品・加工技術を葛飾ブランド「葛飾町工場物語」として認定し、機械要素技術展、東京インターナショナルギフトショーなど全国規模の展示会への共同出展、また、その開発の苦労や人間ドラマを漫画として描いた物語集は、読みやすく親しみやすい媒体として、企業PRに一役買ってくれています。この取り組みを通じて、葛飾区全体のブランド力を向上させていきたいと思っています。
下請けからの脱却としては、「新製品・新技術開発補助事業」があります。これは、新製品や新技術の開発にかかった経費の2分の1(一般企業)~3分の2(創業5年未満の企業)を補助するもので、最大で150万円(一般企業は100万円)までとなっています。
※写真は、葛飾町工場物語の展示コーナー(テクノプラザかつしか内)

産学連携を進める専属コーディネーターを配置

平成25年には東京理科大学が葛飾キャンパスを開設します。それに先立ち、葛飾区では大学や企業、金融機関の方々と協議会を開き、産学連携のための方策を話し合っています。そこでは企業と大学をつなぐ葛飾区専属のコーディネーターを設置することなど特色ある取組が提案されています。技術連携や共同開発に留まらず多様な交流が図れるように検討を進めています。
これから、ますます多様な業種の企業が誕生する可能性を秘めた葛飾区で、皆さんも起業してみませんか? 私たち区の職員はもちろん、地元の企業経営者の皆さんも、温かく迎えてくれます。まずは、相談の窓口となる「テクノプラザかつしか」へお気軽にお越しください。
※写真は「テクノプラザかつしか」外観
URL:http://www.techno-plaza.jp/
住所:東京都葛飾区青戸7-2-1
TEL:03-3838-5587
葛飾区の関連情報
城東エリアの関連情報