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中央区

東京グラフィックサービス工業会(中央区)

作成日: 平成22年1月8日
更新日: 平成27年3月16日
公益社団法人 東京グラフィックサービス工業会
社会的な印刷需要構造の変化によって厳しい状況下にある印刷業界。プライバシーマーク取得の後押しやインターネット放送による情報の共有化など独自性の高い活動によって団体の結束力を高める(公社)東京グラフィックサービス工業会。「今後を生き抜くためには付加価値創造が重要」と語る斎藤成専務理事にお話をうかがいました。

サービス業的要素を併せ持つ製造業

印刷産業は、平成24年の工業統計で全国の事業所数で2万8,000社(これは郵便局の数と同等)、従業員数は31万2,500人、出荷額は5兆6,200億円という規模です。その内、東京の占める内訳は、従業者4人以上で事業所数2,600社(製造業全体の18.6%)、従業員数は5万5,000人(同18.9%)、出荷額は1兆839億円(同13.2%)と東京では重要な産業の地位を築いております。
当会は、東京において官公需をはじめ地域密着型の営業や情報処理・加工、情報セキュリティに強みを発揮してきました。近年はPCをはじめIT機器の普及によって情報・出版分野が大きく様変わりし、ネット環境の進展、さらに電子書籍の抬頭という急変する環境変化への対応を心掛けております。
しかし、会員数はピークの平成2年の700社から現在は330社へと半減しております。厳しい経営環境を乗り切り、絶えず顧客のそばにいて、ニーズ・シーズを的確に捉え、「製造業」でありながら顧客との共生、サービスの提供に腐心して参りました。業界名称も“グラフィックサービス”というユニークなネーミングも多様化する技術、顧客要求に柔軟に対応する姿勢の表れとみることができましょう。

大都市に集中する特殊な業種

業界の成り立ちは、戦後のガリ版印刷からのスタートで、以降タイプライター、写真植字、オフセット印刷そしてMac、Windowsの活用、オンデマンド、Web対応と目まぐるしい変遷を遂げてきました。一つの特徴としては『都市型産業』であるという点でしょう。大都市には官公庁、民間大手、マスコミ、外資系と情報発信者が集中しております。二つ目は、女性の活躍に支えられてきたことも挙げられます。古くはタイピスト、ワープロオペレータが支え、今も女性が多く活躍されております。平成26年からワークライフ・バランスに注力し、東京都課題解決型雇用環境整備事業に取り組んでいます。なかでも女性の活躍推進には特段の配慮を行っております。他に、高齢者活用、若者の採用・定着にも腐心している所です。
当会は昭和37年に設立し、平成25年に情報セキュリティ・個人情報保護を大きな目的に公益社団法人へと改組しました。加えて環境の保全、災害対応のBCP活動を通じて、都民とのつながりを重視してきました。団体としては50年余の活動ですが、これからも、絶えず進取の精神と仲間の絆(団結)を以て、新しいマーケットの創造にチャレンジしていきたいですね。

業界の信用度を高め、有形無形のメリットを

個人情報保護法に絡んだ認定資格「プライバシーマーク制度」は印刷業における社会的信用度を測る大きな目安となります。現在プライバシーマーク(Pマーク)を取得しているのは1万4000事業所。その中で印刷業は約1割です。当会はその審査機関という役割を担い、業界の取得比率を上げるべく会員のフォローを行っています。また、認定個人情報保護団体として個人情報に関するクレームの社会的対応窓口になる他、インターネット放送「ジャグラBB」配信を開始し、業界ニュースの発信や技術情報の提供を行ったり、セミナーを開催したりして会員に有形無形のメリットを提供しています。

付加価値創造が今後を生き抜くカギ

当会では志を同じくする事業者同士が刺激し合いながら仲良く助け合おうという精神を持ちつつ、グラフィックサービスならではの付加価値、付帯サービスを探っています。たとえばオンデマンド印刷やワン・トゥ・ワンのDM、顧客のデータベース管理、情報セキュリティなど、印刷をコアに当会の会員企業が開発、実践を進めている分野です。
新たな情報は、都度ネット配信で会員に提供しています。昨今の大変な時期こそ、こうした団体加入のメリットを最大限に活用していただきたいですね。
URL:http://www.tokyographics.or.jp/
住所:東京都中央区日本橋小伝馬町7-16 ニッケイビル7F
TEL:03-3667-3771
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