産業立地ナビTOKYO

トップページ 支援制度 自治体担当者に企業支援の「いま」を聞く タイム24ビル内・創業支援施設(江東区)
千代田区

タイム24ビル内・創業支援施設(江東区)

作成日: 平成22年1月8日
更新日: 平成27年1月22日
タイム24ビル内・創業支援施設
臨海地区が世間の注目を集め始めた平成8年、時代を先取りする形でスタートした創業支援施設。13年を経て新たな展開を迎えつつある同施設の運営を担当する財団法人東京都中小企業振興公社の新事業創出課・楠見真幸起業支援担当係長にお話をうかがいました。

国内の公的施設として草分け的存在

当時、インキュベーション施設はまだ国内でも少ない状況でしたが、そのようななか、東京の産業の活性化と雇用創出には、意欲ある創業者を育成することが大変重要ということで、東京都及び財団法人東京都中小企業振興公社で整備を行なったものです。
財団法人東京都中小企業振興公社は、都内の中小企業に対する経営の支援を行なう機関であり、相談からセミナー、販路開拓、助成金など、多くの支援事業を行っています。同施設では、こうした公社の事業を積極的に活用し多くの入居者を支援してきました。卒業した企業の中には、社員数が20倍になるなど大変成長した企業もあります。

ビジネスエリアとして成熟期を迎えつつある臨海地区

施設内のオフィスは、多様なサイズの個室タイプのインキュベータオフィスのほかに、パーテーションで区切られたスモールオフィスもあり、企業のニーズや創業のステージにあわせて選ぶことができます。また、ビル自体が19階建てのインテリジェントビルであることからビル内にはレストランやコンビニエンスストアなどの機能を備え、さらに、臨海地区としての知名度もあるなど、これが当施設の特色のひとつとなっています。
なお、開設当初は交通機関が「ゆりかもめ」1本だけでアクセス面では不便がありましたが、現在は「りんかい線」も開通し、エリアとしても成熟しつつあることを感じます。

情報・音楽・映像の編集機器を整備

当施設は、開設当初より「東京の産業の先導役となることが期待される情報関連産業」を入居対象としています。このため、資本の少ない企業には手の届かない高額なワークステーションなどのIT機器や音楽・映像編集機器を備えた「デジタル工房」を併設してオープンし、多くの創作活動や企業活動を支援してきました。
現在は、IT機器の高機能低価格化が進んだことから、情報関連はIT研修などに使えるスペースの貸し出し、音楽・映像関連は専門の編集ブースの貸し出しとしています。
同様の施設を借りるのに民間施設では一日数万円の費用が発生することを思うと、当施設の低廉な使用料は大きな魅力だと考えています。今後は、この「デジタル工房」を有効利用するため、音楽・映像関連の入居企業だけでなく、外部の創業企業等にも広く利用を促し、それを通じて企業同士の連携も深めていきたいと考えています。

区部産業支援拠点の整備がベンチャー企業の追い風に

臨海地区には、大学や研究機関が進出してきていますが、同エリアでは、区部産業支援拠点の整備として、東京都の試験研究機関である「東京都立産業技術研究センター」が整備中であり、平成23年度中にオープンする予定です。
ここでは、中小企業の技術支援として各種の先端的な試験機器等をそろえ、技術相談から、試験機器の貸し出し、依頼試験、研究開発等の支援を受けることができます。このため、特に、研究開発系のベンチャー企業には特に有利な立地になると思います。こうした地の利を最大限に活用できる企業の応募をお待ちしています。
URL:http://www.tokyo-kosha.or.jp/
住所:東京都千代田区神田佐久間町1-9