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千代田区

秋葉原クロスフィールド(千代田区)

作成日: 平成22年1月8日
更新日: 平成27年2月12日
秋葉原クロスフィールド
秋葉原ダイビルと秋葉原UDXの2棟の高層ビルからなる「秋葉原クロスフィールド」は、産学連携機能、情報ネットワーク機能、集客施設、オフィス機能を備える秋葉原地区の新しいIT拠点。さまざまな情報が集まり交流することで新たなビジネスが創造されています。運営管理にあたっている株式会社クロスフィールドマネジメントの小山福栄さんと丹野聡明さん、産学連携機能をマネジメントするアキバテクノクラブ事務局長の鈴木敏行さんにお話をうかがいました。

東京都のIT構想を基に民間企業が企画、運営

「秋葉原クロスフィールド」は、東京都がまとめた「東京構想2000」に基づいて、秋葉原ブランドを世界に発信するIT拠点として平成18年に誕生しました。秋葉原ダイビル、秋葉原UDXともに高層階は一般のオフィステナントで、秋葉原クロスフィールドの大きな特徴といえる産学連携機能と情報ネットワーク機能、集客機能については両ビルの低層部に位置し、株式会社クロスフィールドマネジメントが運営をしています。

ビルの中に産学連携機能を内包

産学連携エリアには19の企業と大学、研究所が入居し、日本の産業技術をリードする研究機関である独立行政法人産業技術総合研究所の事務所もあります。大学は、産学連携窓口を置いているだけではありません。筑波大学、東京大学、人間総合科学大学、デジタルハリウッド大学はビル内に教室があり、学生が通っています。
入居法人でアキバテクノクラブというコミュニティを構成し、交流会や懇親会を頻繁に開催しています。入居者が無料で利用できる交流エリアがあり、企業同士、企業と大学のコミュニケーションが育っています。大学と企業を結びつけるということではなく、出会いの場を提供しているという感じです。ここで出会った大学発ベンチャーのサポート機能を同じく入居企業が行い、全国展開するという例も出ています。

学会や国際会議の場としても好評

ダイビルは450名を収容するコンベンションホールと、小規模会議に利用できる自由度が高いカンファレンスフロアを備えています。学会と分科会が同ビル内で開催でき、入居法人であれば、会議後に交流スペースで懇親会を行ったり、自社オフィスへご案内することもできます。移動がエレベーターの上下だけで済み、使い勝手がいいと評判です。ビルの機能だけでなく、観光地としての秋葉原も訪れる人々を惹きつけているようで、秋葉原で会議を行うというだけで喜んでいただけます。
アキバテクノクラブのアドバイザーである東京大学先端科学技術研究センターの妹尾堅一郎特任教授を中心に設立された「AKIBA実証フィールド」は、秋葉原の街全体を使って実証実験を行うプロジェクト。開発段階の製品やサービス、技術を街全体を使ってテストすることで事業化を効率よく推進します。目の肥えた人々が集まる秋葉原だからこそ、効果が期待できます。

秋葉原の新しい顔として定着

開業から5年を経過し、ダイビルに入ることを目標にすえて頑張るベンチャー企業も出てきました。日本経済新聞によると、秋葉原クロスフィールドの完成により、昼間の秋葉原のサラリーマン人口が6割増えたということです。それに伴ない、つくばエキスプレスの利用客も増えたようです。つくばの技術を見せる街としても、秋葉原の価値は高いと思います。
どのような産業もITとのつながりがある現在、秋葉原は新しい波をキャッチするアンテナを立てるのに最適な地域です。雑多感がもつバイタリティというのでしょうか、これほどエネルギーがあるところは他にないでしょう。
URL:http://www.akiba-cross.jp/
住所:東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル5F