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昭島市

多摩テクノプラザ

作成日: 平成27年4月10日
更新日: 平成28年3月29日
担当者
多摩テクノプラザ 所長
近藤 幹也さん
ものづくり企業が集積する多摩エリアの中小企業の支援の拠点として、2010年(平成22年)2月、西立川の「産業サポートスクエア・TAMA」内に「多摩テクノプラザ」がオープン。以来、多くのものづくり企業に活用されています。(取材日:2014年11月6日)

工業の集積地「多摩エリア」の中小企業を、技術的な面から支援。

写真:多摩テクノプラザ全景
 東京都西部の多摩エリアには、大企業、中小企業が集積し、製造業事業所数は5,500社にも及ぶ。特に、電気機械、情報通信機械、電子部品、デバイス、精密機械、輸送機器等の製造が盛んである。
 こうした背景の中、さらに技術力の強化を目指す中小企業支援の拠点として活用されている「多摩テクノプラザ」。
 技術支援では、電子・機械と繊維・化学の2つの分野からなり、充実した機器・設備を取り揃える。

依頼試験等に利用する基盤機器を整備

写真:利用者に人気の3Dプリンター
 多摩テクノプラザ本館には、主要試験機器として約300の機器・設備を揃えている。機械分野では3Dプリンターや振動試験機、化学分野では蛍光X線分析装置、電子分野ではマイクロフォーカスX線CT、環境試験分野では大型恒温槽など。
 機械設計・計測分野に関する工業製品や材料について、強度や硬さなどの特性評価、寸法や形状の測定、振動や疲労に対する耐久性評価をはじめ、CAD・CAE、3Dプリンターの活用を支援する。
 電子機器回路の設計および電気測定については、仕様策定から試作モデルの評価まで、様々なサポートを行う。

EMCサイト / 電磁波測定

写真:10m法電波暗室
 「EMCサイト」は、電磁波を遮蔽した電波暗室とシールドルームを活用して、電波ノイズの測定や、電子機器の不要な電波発生や妨害電波による誤動作の検証などを行う施設。電子機器を市場に出すための規格適合確認試験サービスを提供する。
 0m法電波暗室と3m法電波暗室、電波ノイズ試験室、2つのシールドルームを備える国内公設試験機関では最大級の充実した施設である。ISO/IEC17025(情報機器)の認定をうけた10m法電波暗室は多くの企業に利用されている。

繊維サイト

写真:繊維サイト
 八王子、青梅、武蔵村山に織物産地があった、多摩エリアは繊維産業で発展した歴史を持つ。
 こうした多摩エリアの背景から、「繊維サイト」を設置している。ねん糸、織物、ニット、不織布、染色、仕上げの各ゾーンからなり、企画から製品づくりまで繊維製品の一貫したものづくり機能、生産機器をもっている。素材評価室、繊維物性試験室など、繊維製品を中心に評価のための設備も充実している。
 さらに、繊維製造従事者を対象に高度技術者を育成する講習会、流通、小売サービス業関係者に向けた人材育成事業などを展開する。

産学公の交流により技術解決をめざすために

写真:多摩テクノプラザ異業種交流グループ発会式
 製品などの試験・測定・分析だけでなく、問題解決につながるような研究員による技術相談も行っている。
 近隣の試験機関、大学等の情報も豊富にあり、産学公連携コーディネーターが他機関とのマッチングなど連携支援を行っている。

人々の交流の場として

写真:多摩テクノフェア
 多摩テクノプラザでは企業同士や研究員が交流を深める「技術交流会」や、市民の方々との交流の場となる一般公開イベントの「多摩テクノフェア」「子ども科学技術教室」などを開催している。
 多摩テクノフェアでは、試験・研究事業の現場での実演や体験、無料ミニセミナーや楽しいものづくり体験によって、日頃の活動をPRし、同時に多くの方々に気軽に科学技術に触れあう機会を提供する。
 「依頼試験や機器利用、共同研究、さまざまなご相談、産学公連携コーディネーターのご利用、異業種交流グループの活動など、お気軽にご利用ください。
 私たちは、多摩の技術で、東京を元気にしたい!と願っています。」(近藤氏)
地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター
多摩テクノプラザ
URL:http://www.iri-tokyo.jp/
住所:東京都昭島市東町3-6-1
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