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トップページ 支援制度 自治体担当者に企業支援の「いま」を聞く 地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センター
江東区

地方独立行政法人 東京都立産業技術研究センター

作成日: 平成27年4月10日
更新日: 平成28年3月29日
担当者
経営企画部 経営企画室長
瓦田 研介さん
「お客様とともに歩む都産技研」を基に、ニーズに即した高品質な技術支援を実施し、都内中小企業の製品・技術の競争力向上をバックアップしています。

東京都の中小企業に向けた技術支援の拠点。

写真:産業技術研究センター外観
 技術革新や経済のグローバル化など、中小企業を取り巻く環境が変化し続ける中、新たな技術課題への迅速かつ効果的な支援が求められている。
 東京都立産業技術研究センターは、東京都の中小企業に対する幅広い技術支援のため、都により設置された試験研究機関。2011年(平成23年)10月には臨海地区に新たな本部拠点が開設された。
 平成26年度上半期では、主要事業である技術相談で65,000件、依頼試験で72,000件、機器利用で65,000件と、多数の依頼・相談が寄せられ、中小企業にとって、心強い存在となっている。

技術支援のためのサービス

写真:LED光学特性試験
 最も需要が多いのは技術面の相談や依頼であるが、「技術相談」では、情報・電子、材料・化学、製造技術、環境・省エネルギー、デザイン・設計、製品化支援技術など、幅広い分野の専門家が相談を承る。
 製品の性能評価や材料の分析をしたい、成績証明書が欲しい、あるいは、規格外の複雑な試験を行いたい、という場合に活用できるのが、「依頼試験」。企業の様々なニーズに応じた、高品質な試験測定、分析を行う試験結果に基づいて技術的なアドバイスも行う。
 JIS等に定めのない分析や評価など、個別の試験ニーズに対応する「オーダーメード試験」、また、工場や事業所など、現場が抱える課題には「実地技術支援」などで応える。

新たな価値を創出する特徴的なサービス“都産技研ブランド試験”

写真:音響試験、無響室
 産技研では、特徴的な技術分野における技術サービスや、試験事業を『都産技研ブランド』と位置づけ、強化している。
 例えば、特徴的な技術支援の一つに、避雷器等の高電圧試験。高電圧技術を応用し、中小企業の電気機器や電子機器の基礎絶縁技術を向上して、高付加価値なものづくりをバックアップする。
 また、都産技研は、「音」の技術分野を総合的に支援している唯一の公設試験研究機関。残響室、結合残響室、無響室、半無響室を設置し、より高品質な技術支援を行う。
 「『ブランド試験』は、以下の10分野にわたります。いずれも最先端の機器・設備を完備し、各分野の専門家がサポートいたします。高品質・高付加価値なものづくり、研究開発・技術課題の解決に都産技研ならではの都産技研ブランド試験をぜひご活用ください。」(瓦田氏)
写真:高電圧試験、交流高電圧発生装置
■音響試験
■高電圧試験
■照明試験
■非破壊透視試験
■ガラス技術
■環境防カビ試験
■放射線試験
■高速通信試験
■めっき・塗装複合試験
■光学特性計測技術

製品開発支援のためのサービス

写真:機器利用、環境試験機
 「機器利用」では、産技研が誇る様々な最新鋭の試験機器が用意され、利用者自身が使用することができる。充実した機器は、国内でもトップクラスといえる。
 「各企業の実験室として、製品や材料等の試作、測定、分析にお役立てください。ご要望によって機器の使用法や試験データの読み方についてご説明します。」(瓦田氏)
 「オーダーメード開発支援」では、製品化のための設計・試作・評価など開発要素の強いニーズに応え、技術課題の解決に向けて研究員が技術的な支援を行っている。
 さらに、高度分析開発セクター、ロボット開発セクター、システムデザインセクター、実証実験セクターにおいて、各分野の高度な製品開発を支援する。
写真:ロボット開発セクター、産業用ロボット

産業人材育成、産業交流、技術経営の支援のためのサービス

写真:東京イノベーションハブ
 産業人材育成のためには、新技術、産業動向、国際化対応などに関する講義形式の「技術セミナー」と実践に役立つ実習と講義を組み合わせた「講習会」(有料)を開催。
 産学公連携事業では、企業が抱える技術課題解決のために、専門コーディネータが企業、大学等、公設試験研究機関等の技術情報等を調査・収集し、連携に係わる相談・支援・仲介を行う。また、学協会と連携して技術講習会やセミナー等の「学協会連携事業」の実施や、異業種交流の支援も行っている。
 中小企業の交流支援の場として「東京イノベーションハブ」を設置。中小企業と大学・学協会・研究機関との連携を促進するセミナーや交流会、展示会を開催し、産学公連携を推進する。
 http://tokyo-ritti.jp/search/tokyo_innovation_hub.html

臨海副都心の本部のほか、都内5つの拠点。

 東京都都産技研は臨海副都心の本部のほか、多摩テクノプラザ、城東支所、墨田支所、城南支所の5拠点の体制(2015年からはバンコク含む6拠点体制)となっている。
 2013年、墨田支所に「生活技術開発セクター」を開設。さらに2014年、本部に「ロボット開発セクター」を設立し、中小企業のサービスロボット開発支援事業を開始した。同年、城南支所に「先端計測加工ラボ」を新設。航空宇宙産業や医療産業などの分野で要求される高精度な計測・加工機器を24機種(うち6機種を新規導入)整備。
 今後は、自らの技術、製品で市場に打って出る、開発型の中小企業支援に力を入れ、また、海外市場にも積極的に進出する「世界に勝つものづくり」の支援に力を入れている。東京で新たなチャレンジを目指す全ての企業を、東京都産技研は、力強くバックアップして行く。
地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター
URL:http://www.iri-tokyo.jp/
住所: 〒135-0064 東京都江東区青海2-4-10
電話番号: 03-5530-2111(代表)
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