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日野市

工業のまち日野 「日野市工業みえる化プロジェクト」

作成日: 平成27年4月9日
更新日: 平成28年3月23日
担当者
日野市 まちづくり部 産業振興課
矢光 由貴夫さん(左)
佐野 雅夫さん(右)
工業のまち、日野市では、独自の“顔の見える”支援体制で、中小企業をバックアップしています。

数字が示す、工業のまち、日野市

写真:日野市の眺め
 東京都のほぼ中央に位置する日野市は、数々の大企業が工場を構え、昭和の初期から工業都市として発展してきた。区市町別の付加価値額は第1位、製造品出荷額等は第2位を誇る、東京都有数の工業の町。
 製造業の事業所は約200に及ぶが、特に、新製品の量産化に向けての技術開発を行う“試作”を得意とする企業が多いのも特徴。自動車、光学、通信機器、ロボット、医療、航空宇宙と応用される分野も幅広い。
 こうした新製品の開発や新分野への展開にチャレンジする中小企業を支援するため、同市では2012年4月に「日野市工業振興基本構想」を打ち出し、東京都の支援を受けながら本格的な産業振興に乗り出した。

製品・技術力 見える化プロジェクト

写真:日野市「企業の魅力PRレポート」
vol.1~.vol.3
 市の施策は、その名もユニークな『工業みえる化プロジェクト』。企業にとって身近な、顔の見える支援体制を実現している。
 その一つが、「企業の魅力PRレポート」の作成。市内の中小企業の優れた技術力をまとめたもので、平成24年~26年の3回に分けて発行された。
 紹介された企業は57社。各社が誇る固有の技術力をアピールすることで、新たな販路拡大や技術連携を促進する。市内3大学の研究テーマも掲載され、産学連携の高まりも感じさせ、さらなるイノベーションの創出につながっていくことが期待される。
 また、小学校高学年を対象として工業の魅力発信冊子や、工業の魅力発信DVDを制作。https://www.youtube.com/watch?v=30xljUTR9C8
 そのほか市内大学の学生を職場体験等、日野市の工業みえる化は、地域市民へと広がっている。

多方面からの支援プログラム

写真:日野市役所
 日野市の工業振興支援策は、このほか、多方面に及ぶ。
 「企業力ステップアップ事業」では、技術開発や共同研究を支援するための補助制度が設けられ、また各分野の専門家によるアドバイスなど、人材のコーディネートも活用される。
 「販路拡大支援事業」では、市内企業が展示会・見本市に出展する際の補助金制度を設け、さらなる受注・連携を促進する。
 平成27年10月には、JR豊田駅から徒歩5分程度の場所に、多摩平の森産業連携センターが開設予定である。ここでは、地域に立地する企業や大学、創業者や地域住民といった様々な主体が課題やアイディアを持ち寄り、交流・連携を図る中で新たな発見や価値を生み出していく起点となる場所を目指す。

日野おもてなしロボット・プロジェクト

写真:おもてなしロボット
 最後に紹介するのが、日野市の、ものづくりのシンボルとして親しまれている“おもてなしロボット”。市の鳥カワセミをモチーフにデザインされている。
 製作のきっかけは、2013年(平成25年)に開催された国体でのおもてなし(ホッケー、ボクシングなどが日野市の会場で行われた)。市内事業者の技術力の発信と、産産・産学連携の促進を目的に、都立産技研や首都大学等の協力のもと、市内事業者の技術力を集結して制作された。
 ロボットベースの提供と技術協力は都立産技研が、外観デザインは首都大学東京が、そしてロボットの動き制御と外装部品の加工は、市内中小企業の連携によるもの。実際に触ってコミュニケーションをとれるように設計されている。
 「今後は、より高度なおもてなしができるように、要望の多い動作や音声を導入させる予定です。今後様々な場所でその進化した姿が披露されると思います。ご期待ください。」(担当者)
日野市まちづくり部産業振興課商工係
URL:http://www.city.hino.lg.jp/
住所:東京都日野市神明1-12-1
TEL:042-585-1111
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