産業立地ナビTOKYO

サイバーシルクロード八王子

作成日: 平成30年2月16日
更新日: 平成30年2月20日
会長の古瀬智之氏
 56万人もの人々が生活する八王子市。充実した交通アクセス網、豊かな自然をはじめ、21もの大学が集まるなど、ビジネスチャンスに恵まれた市です。八王子市、八王子市商工会議所と多摩信用金庫の支援によって運営されるサイバーシルクロード八王子は、八王子市がより魅力ある産業活動の場となるよう、さまざまな取組を行っています。活動の3つの柱となる「創業支援」「事業承継」「農業支援」についてお話を伺いました。

塾生一人を2人のお助け隊がサポートする「本気の創業塾」

「本気の創業塾」での講義
 サイバーシルクロード八王子を代表する活動のひとつが「本気の創業塾」。会長の古瀬智之氏は塾の特徴を次のように話します。「全6回、毎年15~30名の塾生が経営ノウハウを学びます。参加者は年齢、経験や知識の量、目指す業種も異なります。一律の内容では得られるものが少ないと考え、一人の塾生につき二人の"ビジネスお助け隊"がサポートしています」。お助け隊のメンバーは、幅広い人脈を持つ起業OB、公認会計士、中小企業診断士、社会保険労務士といった経営のプロたち。家庭教師のような存在として塾生の相談に乗ります。「最終日には、自身のビジネスプランを発表します。優秀な塾生には補助金をつけ、お助け隊による"伴走型支援"を提供します。やはり起業して間もなくは、不安も多いものです。一緒に走り、背中を押してくれるビジネスの先輩がいるのは心強いことだと思います」。

親では教えられない「事業承継」を学ぶ場として

担当部長の小野桂一氏
 はちおうじ未来塾は、市内中小企業の後継者を対象にしたセミナーです。「親子間の事業承継にはさまざまな問題が絡んでいます。承継する子どもたちはこの低成長の時代に経営を存続させるための手腕が求められる。一方、高度成長の波に乗って創業し、時代の追い風を受けて経営してきた親世代には、系統立てて伝えられる経営メソッドがないことも多いんです。また、親から子に教えようとすると、つい感情的になりがちです。それなら、私たちが"後継者"を"経営者"に育てよう、というのが未来塾の目的です」と古瀬氏。合宿からはじまる未来塾では、革新的な経営を行う経営者を講師に迎え、体験談や推薦本から経営手法を学んでいきます。卒業時には、親、社員たちを前に、自らの目指す会社の未来像を発表。あふれる思いに親子で涙する場面も見られるそうです。
 担当部長の小野桂一氏は、サイバーシルクロード八王子を支えるのは卒業生の強力なネットワークだと指摘します。「創業塾には400名、未来塾には80名ほどの卒業生がいます。自分のために学ぶという気持ちで入塾した人たちが、卒塾後は後輩のために、八王子のためにという気持ちで、運営側として参加したり、社会貢献活動を立ち上げたり、積極的に活動しています」。

農業をしっかりした産業ベースに乗せるために

コミュニケーションスペース
 近年とくに力を入れているのが、農業支援です。「生産・加工・販売を一貫して行う六次産業化への道を探っている段階です。現在はパッションフルーツを市の特産品に押し上げることを目指して、加工業者や飲食店とも連携しながら、商品開発を進めています」と古瀬氏。小野氏も「若手農家の方たちと意見交換をしながら、プロジェクトを進めています。年々耕作面積は減少し、廃業も増えています。豊かな自然を活かして軌道に乗せていきたい」と話します。 
 八王子市ならではの資源を掘り起こし、つなぎ、さらなるパワーを創り出す——。サイバーシルクロード八王子を拠点に人、アイディア、企業が結びつき、新たな風が生まれています。
サイバーシルクロード八王子
URL: http://www.cyber-silkroad.jp/
住所:八王子市明神町2-27-6 たましんブルームセンター4F
電話番号:042-639-1009
八王子市の関連情報
南多摩エリアの関連情報