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板橋区立ものづくり研究開発連携センター(MIC)

作成日: 平成30年1月18日
更新日: 平成30年2月20日
 ものづくり産業において長い歴史を持つ板橋区。都内では貴重となった工業専用地域を保有し、東京23区製造品出荷額等ではトップクラスを誇ります。平成28年、舟渡にある賃貸型工場ビルが、ものづくり開発連携センター(愛称MIC)へと生まれ変わりました。研究開発サポートやものづくり企業活性化専門員による支援といった新たな機能をプラスしたMICのキーワードは「中小企業の高度化」。可能性あふれるMICの取組について取材しました。
産業経済部産業振興課産業支援グループ係長・村山寛子氏
 都営三田線蓮根駅、JR埼京線浮間舟渡駅から徒歩圏内にある、板橋区立ものづくり研究開発連携センター(MIC)。第一ビルと第二ビルがあり、現在合わせて36室すべて満室という状況です。
 板橋区産業経済部産業振興課産業支援グループ係長・村山寛子氏に、立ち上げの背景を伺いました。「もともとこの施設は工場集約を目的とする貸工場でした。平成28年から研究開発サポートにより力を入れる方針を打ち出し、中小企業の高度化を支援する施設として、MICへと生まれ変わりました」。金属加工、光学機器、精密機器をはじめ、多彩な業種の企業がMICを拠点に板橋区産業を支えるものづくりを行っています。

ほしい設備、ほしい情報がすぐそこにある

 MICの大きな魅力は企業が求める設備、情報が集約されていること。第一ビルに併設される板橋産業技術支援センターでは、デジタルマイクロスコープ、三次元測定器など13種の計測検査機器を、安価な使用料で利用できます。製品の強度や耐久性を調べたい、品質を検査したいというメーカーが区外から訪れることも多いこの施設を、入居者は気軽に使用することができます。
 さらに第二ビルには、国立研究開発法人理化学研究所が研究室を設けています。「高度な加工技術の専門研究を行う機関であり、板橋区の企業との親和性も高い。区内企業との新製品や技術開発のための試験研究にご協力いただいています」。ハード面の整備に加えて、板橋区ものづくり企業活性化専門員がサプライチェーン作り、事業拡大、事業承継など企業が直面するさまざまな課題に対応しています。入居者からも、使いたい設備、ほしい情報がすぐ入手できる利便性を評価する声が多く寄せられているそうです。

未来への可能性を応援する研究開発室

 MICでは、中小企業の高度化の目的を踏まえ、4室の研究開発室を設置。新製品または新技術の実用化を目指す企業を募り、サポートを続けています。「研究開発型企業を対象に、開発段階から支援することを目的としています。使用料も通常より安価かつ傾斜方式にすることで、研究開発に注力できる環境を整えています」。研究開発室では、ドローンシステム、断熱塗料、カーボンナノチューブ、人工知能といった、まさに未来への可能性が秘められた事業が進められているそうです。「まだMICとしてはスタートしたばかりです。利用者のみなさんの意見を聞きながら、板橋区の産業を支えるすばらしい技術や製品をここから発信していきたい」。未来へとつながるMICの挑戦。今後の展開が注目されます。
板橋区 産業経済部産業振興課産業支援グループ
URL: http://www.city.itabashi.tokyo.jp/
住所:東京都板橋区板橋2丁目65番6号 板橋区情報処理センター5階
電話番号:03-3579-2172
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