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掲載物件の取材レポート
地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター 西が丘本部


地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターは、技術相談や依頼試験、試験機器の貸し出しなどを通して中小企業のものづくりを支援している東京都の施設。北区西が丘に本部を置き、都内6ヶ所に施設を構えています。同センター経営企画本部の澤近洋史経営情報室長に話をうかがいました。

製品開発に役立つ機器と技術を提供

地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター(都産技研)は、中小企業の製品・技術の競争力向上を支援する機関。中小企業では導入が難しいような機器を揃え、依頼試験を行ったり、試験機器を時間単位でお貸しするなどして、開発、品質評価に役立てていただいています。主な技術支援分野は、情報、エレクトロニクス、デザイン、光音、先端加工、材料、資源・環境などです。このところ試験の依頼が多いのはLED(発光ダイオード)照明。消費電力が少ない環境配慮型の照明として需要が拡大し、中小企業も開発、生産にしのぎを削っています。公的試験機関でLEDの性能試験を行っているのはここだけということで依頼が殺到。ご依頼いただいてから1~2ヶ月ほどお待ちいただいただくこともある状況です。


デザインセンターで試作を支援

デザインというと意匠を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、それだけではありません。機能や構造、安全性などへの気配りの全てがデザインです。質の高いデザインは製品の付加価値を高め、売上アップにつながります。西が丘本部は、製品の設計や解析、試作等に役立つ機器を揃えた「デザインセンター」を開設しています。試作品を作るために金型を作成するとなると、それだけで数100万円もの出費を伴います。3次元CADやモデリングマシン、高速造形装置などを利用すれば、金型をつくることなく製品の試作が可能になり、限られた予算内での完成度の高い製品づくりにつながります。利用料金は、使用時間に応じてかかる機器の使用料と材料費などです。企画、設計、試作、評価という製品化のための上流工程におけるご支援を重点的に実施しています。


コーディネーターが共同研究の橋渡し

企業が抱える技術課題を解決するために、各種の専門コーディネーターが都産技研と企業、大学と企業など、拡がりのある連携を創出しており、好評をいただいています。都内だけでなく、全国の大学と広い人脈をもっているのが強みです。企業と大学、企業と試験研究機関などがマッチングできたら契約を結び、期限を決めて共同で研究を進めます。西が丘本部には5人のコーディネーターが交代で常駐しており、平成22年度からは多摩テクノプラザにも新たに3人が加わり、マッチングのご支援を進めてまいります。


平成23年度、青海に新支援拠点を開設予定

平成23年度、臨海副都心青海地区に新本部が開設する予定です。西が丘本部と、放射線応用に関する技術支援をしている駒沢支所の機能を集約させ、企業の製品化に役立つ機器も充実させて支援体制を強化します。中小企業の皆さまに都産技研を知っていただき、有効に活用していただけるよう準備を進めています。


  地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター 西が丘本部 経営情報室

URL:http://www.iri-tokyo.jp/
住所:東京都北区西が丘3-13-10