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阿佐谷キック・オフ/オフィス(杉並区)

作成日: 平成22年1月8日
更新日: 平成27年3月6日
阿佐谷キック・オフ/オフィス
新宿に至近でありながら緑豊かな杉並区。JR総武線阿佐ヶ谷駅周辺も、地元商店街の活気が感じられます。閑静な住宅地との共存を前提として設けられたインキュベーション施設「阿佐谷キック・オフ/オフィス」の現状を、杉並区民生活部藤本勇次郎氏にお話をうかがいました。

「区民が創る『みどりの都市』杉並」

杉並区では、「杉並区21世紀ビジョン」として、「区民が創る「みどりの都市」杉並」を将来像として掲げています。「みどりの都市」には活気溢れる「みどりの産業」が息づいてほしいという想いから、平成15年2月に創業支援施設「阿佐谷キック・オフ/オフィス」を開設しました。
杉並区では、大気を汚さず騒音・汚水も出さない「みどり産業の発展」が地域と産業の共生する理想の姿としています。住宅地に負荷を与えない、情報通信、アニメーション、コンピュータソフト、コンテンツ、環境、リサイクルなどの分野が主な入居者の対象と考えています。
※現在は新計画「杉並区総合計画(平成27年度~33年度)において、「住宅都市と調和したビジネスの創業の活発化」を図ることとしています。

初期投資10万円台でオフィスが持てる

入居にあたっての費用は、保証金10万円と光熱費・共有部分清掃費を含む月額利用料が1㎡あたり2,527円(最大面積の部屋で3万円台)のみです。事務所を構えるにあたっての初期投資が15万円以下でできるとあり、応募状況は上々です。平成21年には入れ替えの際の応募を2度行いましたが、いずれも8~9倍という高倍率でした。
創業後3年未満で施設利用期間経過後も杉並区で事業を行う意思があることなどが主な応募条件になります。入居期間は原則2年、申告で1年の期間延長が可能です。創業支援管理者であるインキュベーションマネージャーに事業展開に絡む広範囲な相談ができる点、24時間の利用が可能な点もアピールポイントと考えています。

審査ポイントは「環境に負荷のない企業」

単なる創業支援ではなく「みどりの都市」を実現するための布石のひとつとして設けられた施設です。入居審査に際しても「環境に負荷がないか」という点が大きなポイントになっているのが当施設の特徴といえるでしょう。
杉並区にはガンダムで知られる大手アニメ制作会社をはじめ70以上のアニメスタジオが存在します。上井草駅前にはガンダムの立像が建てられるなど、地域起こしに貢献してくれています。区ではこのアニメ産業を重要な地場産業と位置付け、「杉並アニメーションミュージアム」を設立、産業経済課にはアニメ係を設けるなど、自治体としてもこの側面をアピールしていく方向です。そうした流れの中、歴代の申し込み企業・入居企業にアニメーション関連が存在するのも当施設の特徴ではないでしょうか。

ここで事業基盤を作り、大きく羽ばたいてほしい

入居企業からは「公的な施設内に事務所を構えていることで、取引先への信用度が高まっていると実感している」といった声を聞いています。将来的に区の活性化に寄与できる企業であり、本社を杉並区に移す前提であれば地域を問わずに応募を歓迎しています。杉並が好きで、杉並区で成長していきたいと考えている人の起業を応援していきたいという方針です。創業、特にベンチャー企業は成功例が千に三つ、いわゆる“千三つ”といわれる狭き道ですが、こうした支援事業を活用しながら事業のベース作りをして、大きく羽ばたいてほしいと思います。
URL:http://www.city.suginami.tokyo.jp/
住所:杉並区上荻1‐2‐1 インテグラルタワー2階
TEL:03-5347-9077
阿佐谷キック・オフ/オフィス
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